05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 07

ルビヤンカの壁の落書き

あらゆる方面の事柄を気の赴くままに書いていこうかな、と。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

スポンサー広告  /  TB: --  /  CM: --

「そんな精神論で大丈夫か?」 

 時代の変化と共に「根性があれば何でも出来る」というような精神論に凝り固まった人間はめっきり減ったように思われますが、実はそうではなく隠れていただけのようです。最近になって新入社員研修の軍隊化という動きを通して、そういうメンタリティが再び鮮明に現れてきました。

 http://www.youtube.com/watch?v=9VRSAZ6Fzeo&

 http://www.youtube.com/watch?v=ZOO751dfbxQ&

 http://www.youtube.com/watch?v=VWuhCuvNAiI&

 私にはこういう流れが自然なように思われます。日本人は昔から危機に瀕したときに精神の力を重んじてきたからです。昔を振り返って考えてみましょう。太平洋戦争では国全体が「精神力があれば勝てる」という精神論に支配されていました。軍部の一部の人間たちが、対米戦の勝機を物量以外のものに求めざるを得なかったという事情もあるでしょうが、その考え方が行きすぎてしまったためにガダルカナル島やインパール作戦の悲劇を招いてしまったのです。敗戦という一大事件を経ても日本人は相変わらず精神力にしがみつき、そのあり方はスポコン漫画の高い人気、ジャンプの漫画に見られる「努力・友情・勝利の法則」といった形で現れていました。これら2つに共通するのは「勝負の為に努力し、不退転の決意をもって戦えば必ず栄光が待つ」という点です。ここに戦中の日本人たちが持つ思考回路との共通するところです。つまるところは日本人のメンタリティは戦後の高度経済成長などの様々な出来事を通しても精神力を重視するというあり方は全く変わっていないと言えるのではないでしょうか。
 こういった漫画を読む世代が大人になれば精神論を重視するようになるのは当たり前でしょう。新入社員研修まるで洗脳の如く社訓を声が枯れるまで叫ばされる様子は巨人の星の「大リーグボール養成ギプス」を思い起こさせます。

 みなさんの中には「こういうやり方のなにが問題なんだよ、ひねくれた引き篭もり風情が僻んでんじゃねーよ」と思う人もいるかもしれません。では精神論がもたらす悪弊が何なのというと、それは「現実を直視出来なくなる」という点です。
 例えば、インパール作戦では日本兵は戦場の現実を無視した作戦立案をし、その荒唐無稽さを棚に上げて現地部隊に対して作戦を強行させ結果大量の餓死者を出しました。作戦失敗を受け、作戦を統括する立場にあった牟田口廉也は次のように述べたと言います。


「諸君、佐藤烈兵団長は、軍命に背きコヒマ方面の戦線を放棄した。食う物がないから戦争は出来んと言って勝手に退りよった。これが皇軍か。皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。日本は神州である。神々が守って下さる…」


 極端な例ではありますが、このように計画の問題点を解決しようとせず放置して精神力で埋め合わせがつくと思い込んで、計画が失敗してしまった原因を「精神力の欠如」ということで片付けてしまえるという精神論の構造的欠陥が見て取れるのではないでしょうか。

 本題に戻ります。結果として企業は軍隊式の新人社員研修によって社員を打たれ強くすることはできるかも知れません。人間、苦労が必要とも言いますから。しかしそのような研修では決して真に役立つ社員は生まれてきません。自分たちの抱える問題点を冷静に分析し、解決するという大切な能力がこれで身につくでしょうか?この教育を受けた社員たちが将来リーダーとなった時に精神論を至上のものと考え続けて企画を実行すれば、破綻してしまうのは必至と言えます。企業はもう少し考えて欲しいものです。

 以上駄文垂れ流し失礼しました。

 
スポンサーサイト

Posted on 2011/02/10 Thu. 21:40 [edit]

雑記  /  TB: 0  /  CM: 0

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。