04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 06

ルビヤンカの壁の落書き

あらゆる方面の事柄を気の赴くままに書いていこうかな、と。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

スポンサー広告  /  TB: --  /  CM: --

武器・防具シリーズ第4回 「バックラー」  

 すみません、ずっとサボっておりました……。気をとりなおして武器・防具シリーズ第4回はこのシリーズ初の防具として「バックラー」を取り上げたいと思います。これはRPGなどでもおなじみなので、知っておられる方もいるでしょう。ですが、意外とその細かい使用法や戦術との関わりについては知られていません。今回はそこに焦点を当てたいと思います。

 buckler

 アイルランド製のバックラー。「オドノヴァンの盾」とある。

 この盾の最大の特徴は、小型であるために「腕に括りつける」のはもちろん「手で持つ」ことでも活きるという点です。それゆえ防御という目的はもちろんのこと、他の盾とはまた違った使用法が存在しているのです。それを挙げていきましょう。

1.殴れる
それほど大きい盾ではない(直径15~45cmほど)ので、取り回しが容易でこれそのものを武器として相手に殴りかかることが可能でした。特にこれが鉄製のものだとかなりの痛撃になったことでしょう。相手に殴りかかることで、敵は防御に回らざるを得ずその隙にこちらが右手の剣を下から突き上げれば有効打を与えられるのです。大きなカイトシールドだと、大きくて武器として使用するのには少し問題があります。
2.手元を隠せる
接近戦では、1秒1秒が重要です。ですから、敵にこちらの次の一手を読まれないようにすることは戦闘を有利に展開する上で重要となります。そのために右手をこのバックラーで隠すことでこちらが次にどの攻撃に出るのかを見せないようにするのです。大きめの盾でも可能ですが、これだと素早く行えるのもポイントでしょう。
3.封じられる
、敵の剣を持つ手をこの盾で抑えつけることができます。こうすることで、敵の抵抗を押さえ生け捕りにすることも容易だったでしょう。取っ組み合いになったときも有効で、敵を素早く封じ込めることができるのです。

 こういった特徴のあるバックラーは、ほぼ全世界で使用されていたと言っても過言ではないでしょう。特に軽歩兵の運用が盛んであったスペインやアラブ世界などが有名でしょうか。一方で馬上で戦闘するには下方向への防御がし難く、西洋の騎士はカイトシールドと呼ばれる凧型の盾を使用していました。
 こういった剣とバックラーを持った兵士が中核となって戦闘したのは中世のスペイン王国です。彼らはスペインにおいてロデレロと呼ばれていました。もともとイベリア半島は山地が多く、野戦よりも攻城戦が多かったために取り回しの悪い大きな盾よりも小さなバックラーが好まれたのでしょう。例えば新大陸へと向かったエルナン・コルテスの一団の80%近くを彼らロデレロが占めていました。特に彼らは、崩れかけた敵の槍陣形をさらに崩壊させ敗走に追い込むのに優れていました。身動きの取りやすいロデレロに、長さ5mもするようなパイクでは取り回しが悪すぎ、対抗できないからです。しかしロデレロには決定的な弱点があります。軽装で身動きが取りやすい(剣とバックラーの他に鉄兜、鉄製のブレストプレートを装備していました)がために騎兵の突撃に対しては無力だったのです。そのため、1530年ごろに採用された新しい陣形「テルシオ」(マスケット兵とパイク兵を組み合わせた方陣)では彼らの居場所はなくなってしまったのです。
スポンサーサイト

Posted on 2011/07/17 Sun. 21:47 [edit]

武器・防具  /  TB: 0  /  CM: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://nkvdkomissar.blog100.fc2.com/tb.php/15-17ef8cd4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。